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労働安全衛生法違反:作業員労災死亡で工場長ら書類送検--水戸労基署 /茨城

2012/10/26

 水戸労働基準監督署は4日、宇都宮市の砂利加工・販売業オーリスと同社の茨城採石工場(笠間市)の男性工場長(47)をそれぞれ労働安全衛生法違反容疑で水戸地検に書類送検した。
 送検容疑は、昨年11月26日午後、男性作業員(当時23歳)がトラクターショベルで粉状の鉱物を運ぶ作業を行う際に、安全確保のための誘導者を配置せず作業を行ったとしている。同労基署によると、男性工場長は誘導者を配置しなかった理由について「それほど危険だとは思わなかった」と述べており、同工場ではこれまで同様の作業で誘導者を配置していなかったという。
 男性作業員は、トラクターショベルで坂道を後退して下りようとした際、転倒したショベルの下敷きになり、同年12月に死亡した。【岩嶋悟】
[毎日新聞社 2012年4月5日(木)]