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85現場で法令違反疑い 労働局が建設一斉監督=山口

2012/10/18

 山口労働局が昨年12月に行った建設現場の一斉監督で、168の現場のうち半数以上の85現場で労働安全衛生法違反の疑いが見つかり、15現場では墜落・転落などの危険性があったと発表した。
 監督は県内の7労働基準監督署が実施。15現場では、深さ6メートルの沈殿槽への墜落防止措置がなかったり、足場に手すりが設けられていなかったという。同局は15現場に作業停止・立ち入り禁止命令を出し、元請け事業者に是正勧告を行った。
 同局によると、県内で建設業に携わる人の昨年の死傷者は228人で、前年より19人増加。うち3割が墜落や転落による事故という。
 同局は「引き続き監督を強化していきたい」としている。
[読売新聞社 2012年2月1日(水)]