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賃下げ無効 あっせんを 茨城放送労組 県労働委に申請=茨城

2012/08/08

 茨城放送と関連会社IBSの従業員でつくる民放労連茨城放送労働組合は2日、茨城放送が大幅な賃金カットを柱とした就業規則の改定を強行したとして、2月28日付で県労働委員会に無効のあっせんを申請したと発表した。労働委は同日、申請を受理し、茨城放送から事情を聞く方針。
 同組合によると、同社は経営再建にあたり組合との交渉妥結もないまま、基本給の平均12%削減などを盛りこんだ就業規則を2月1日に改定した。今回の申請について、組合側は「賃金削減に絶対反対ということではなく、会社側と話し合いを通じて再建を目指すことが目的」と主張。同社は「現時点ではコメントは差し控えたい」としている。
 茨城放送は広告収入の減少などで2008年3月期決算から4期連続で純損失を計上。11年には放送設備や放送局の免許をIBSに譲渡するなど経営再建を進めている。
[読売新聞社 2012年3月3日(土)]