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自殺:19歳がパワハラで 福井労基署が労災認定

2012/08/08

 福井市の消防設備関連会社の男性社員(当時19歳)が自殺したのは上司のパワーハラスメントが原因として、福井労働基準監督署が労災認定していたことが27日、分かった。男性の遺族の弁護士が明らかにした。弁護士によると、未成年者のパワハラによる自殺が労災認定されるのは全国でも珍しい。
 男性は高校卒業後の10年4月、同市大手3の「暁産業」に入社し、防災設備のメンテナンスを担当した。日常的に上司2人から人格を否定され続け、同年12月、自殺した。
 上司から、指導内容を全て手帳にメモするよう指示され、手帳2冊に上司の言葉として「この世から消えてしまえ」などと書かれていた。同労基署は精神障害に関する判断指針「ひどい嫌がらせ、いじめ、または暴行を受けた」に該当するとした。【山衛守剛】
[毎日新聞社 2012年7月28日(土)]