愛知県名古屋市の社会保険労務士法人 北見事務所は賃金、給与、退職金、就業規則、解雇など労務コンサルが得意
![]() |
HOME>最新情報
最新情報 詳細
県:高卒の職場定着へ 企業に社保労務士派遣 ミスマッチ防止へ相談など /青森
2012/07/28
◇06年度離職率、全国3位50%
06年度高卒者の3年後の離職率が49・7%と、全国ワースト3位になった事態を受け、県は10月から企業に社会保険労務士を派遣する事業を初めて行う。事業主や労務管理担当者に対策を助言し、定着率の改善を図る考えだ。
県によると、県内高卒者の3年後の離職率は、03年度の59・8%から3年連続で改善しているが、依然高水準が続いている。
早期離職の最大の原因は、希望する職種や地域とのミスマッチ。不況時は希望する企業への就職が難しいことから、離職率が上がる傾向にある。07年度以降は、リーマン・ショックの影響で再び悪化に転じる恐れがある。
社労士6人は県から委託を受け、希望する企業で社内セミナーや相談を実施する。ミスマッチを防止する職場見学の積極的な受け入れ▽業務上の悩みを相談できる態勢作り▽やる気を引き出す研修の実施――などが柱。過去の具体例を参考に状況に応じて助言する。
県労政・能力開発課は、「不況下で辞めた若年者は、次の仕事がなかなか見付からない。企業も技能継承やノウハウの蓄積ができない」と指摘。経済活性化のためには、定着率の向上が欠かせないと強調する。
派遣は来年2月末まで。地元商工会議所などを通じて申し込む。募集は60社で、高卒後3年以内の若年者を雇用している企業を優先する。問い合わせは同課(電話017・734・9401)。【高橋真志】
[毎日新聞社 2011年10月5日(水)]