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女性管理職:東海4県企業、比率5% 全国平均7% 経営陣が推進明言を /岐阜

2012/07/13

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京)は、東海4県の企業で女性管理職の比率が5%と、全国平均の7%と比較してやや低いとする調査結果を発表した。女性社員の活躍に「メリットがある」との回答が78%に上っているにもかかわらず、管理職への登用が進んでいないことが浮き彫りになっている。
 調査によると、女性社員が5年前と比べて「増えた」と答えた企業は44%で、「変わらない」や「減った」との回答よりも多かった。しかし、課長以上の管理職では「変わらない」とする回答が63%と、「増えた」の28%を圧倒していた。
 調査を担当した経営戦略部の有馬祥子さんは、東海地方の企業を「女性社員を活躍させようという意識は高く、社内の制度も整っているが、実際の運用が追い付いていない」と分析。「経営陣が推進を明言することも必要」と提言した。
 調査は2~3月に実施。岐阜、静岡、愛知、三重の4県に本社を置く147社から回答を得た。
[毎日新聞社 2012年5月20日(日)]