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労災報告遅滞の疑い 飲食店チェーン書類送検=愛知

2012/07/11

 名古屋東労働基準監督署は23日、名古屋市緑区桶狭間の飲食店チェーン「JBイレブン」と同社の男性取締役(46)を労働安全衛生法違反(報告遅滞)の疑いで名古屋地検に書類送検した。
 調べによると、取締役は同区野木町で直営する製麺工場「JBイレブン有松工場」で2010年と昨年に相次いで発生した労災事故2件について、事業者に提出が義務づけられている労働者死傷病報告書を4か月以上にわたって提出しなかった疑い。
 同労基署によると、同工場では2010年7月、女性作業員(59)がローラーに指を巻き込まれ、右手の指を三本切断。さらに、昨年2月には別の女性作業員(63)が同様にローラーに左手の指2本を巻き込まれ、重傷を負ったという。
 取締役は当時、労働対策を統括する人事部長だった。同労基署に対して「労災を隠すつもりはなかった」と話しているという。
[読売新聞社 2012年1月24日(火)]