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東日本大震災:教室に春を 瀬戸北ロータリークラブ、宮城の小学校に瀬戸焼花瓶 /愛知

2012/07/05

 東日本大震災の被災地の子どもたちに、教室に花を飾って新学期を迎えてもらおうと、瀬戸市の企業経営者らで作る「瀬戸北ロータリークラブ」のメンバーが30日、宮城県東松島市を訪れ、瀬戸焼の花瓶(高さ19センチ)100個を市内の全10小学校に贈った。
 また近く、各校に生花を、10校の全児童計2350人にも瀬戸産の招き猫貯金箱(高さ15センチ)をプレゼントする。
 同クラブは、瀬戸市が支援物資を送った東松島市の子どもたちを応援しようと、11年10月に、花瓶制作を瀬戸染付研修所(瀬戸市)に、貯金箱制作をノベルティーメーカーの瀬戸陶芸社(同)に依頼した。いずれも一つ一つ手で模様を描いたり色付けがされ、温かみのあるものに仕上がった。花瓶はクラスごとに一つずつ行き渡るという。
 花瓶には市民らが書いたメッセージカードが添えられた。同クラブの奥田桂良・社会奉仕委員長は「これから春を迎えるので、花を飾って、心を落ち着かせてほしい。瀬戸からも応援しているよ、という思いを込めた」と話していた。【岡村恵子】
[毎日新聞社 2012年3月31日(土)]